任天堂と本屋は同一分野で比較出来る対象なのでしょうか。

任天堂栄えて本屋潰れる 旭屋書店閉店の衝撃度 - Infoseek ニュース
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/21gendainet02036605

ふと目についた記事ですが、全体的に違和感の有る記事でした。どうも何を対象に話をしたいのかが解りにくいというのがその理由かな。
販売ルートという括りでの話なら本屋との比較はゲームではなくゲームやケータイを売るショップが対象になるわけで、ゲームやケータイそのものを引き合いに出すのは変。お金の使い道という事であればゲームや携帯そのものを引き合いに出せるけど、その場合は対象となるのは「本屋」ではなくコンテンツそのものである「書籍」であって、ゲームや携帯の売り上げが伸びているから書籍の売り上げが落ち、結果本屋が〜、という流れになるのではと思うのだけど、それにしても書籍自体の発刊数や売り上げが今どのような推移になっているかを提示しないと説得力はない。最後の「知の荒廃」という言葉も何を根拠にしたものかも不明瞭。中古の本やコンビニで売っている本が本ではない訳ではないでしょうに。
恐らく本来色々と前提の有る話であり下地のある話題でしょうから私の言い分は揚げ足取りに近い(と思いたい)。でも基礎を明示しないで結論を出すような記事は論としても変だと私は愚考するわけで。
……と言いつつ、私自身も良く前提や明示必須項目が抜けるので、人のことは言えないのですが(苦笑