特に「レベル上げは楽しむ物だ」という思考に対して。

以下はあくまでも私の考えです、と前置き。
「レベル上げは楽しむ物だ」という発言はよく見かける物ですが、それは手段と目標がごちゃごちゃと逆転してしまってると思うのです。
レベル上げはあくまでも何かを行う為の手段であって目標では有りません。RPGで言えばボスを倒すとか、特定の場所に行けるだけの力を付けるという目標がまず先にあり、倒せる見込みを得たり安定してその場所で活動出来るだけの力を得る必要があり、そのための手段のひとつとして「レベルを上げる」わけで。
で、そのレベルを上げる行為は概ね単調になりがちだったり、時間がかかる物であるわけです。それを如何に楽しく行うかによって負担を軽減し、ひいては最終的な目標を達成しやすくなる。つまり、楽しむことも「手段」な訳で。
そういうわけで、冒頭でも書いたように「レベル上げは楽しむ物だ」という考えそのものが目的と手段をごっちゃにしているようにしか見えないし、「楽しまなければならない」という感じの意見に関してもちょっと賛同しかねる次第です。逆にレベル上げとか資金稼ぎが楽しい(楽である、とはちょっと意味合いが違う)ゲームというのは、それはプレイヤーがそこに楽しみを見いだせるすばらしいシステムであり、またそのシステムを制作したメーカーのすばらしさであると言えるんじゃないかな、と。
……と、過去にLvUPが面倒になって以来、無意味に工夫しつつ比較的低レベルでクリアするようになった私が言ってみる*1

*1:低レベルと言っても、一般的なクリアレベルよりちょっと低い、と言う程度です。ダンジョンとかで普通に戦闘をこなすとそこそこのレベルにはなりますしね。なお、経験値稼ぎはに挫折したゲームというのはドラクエ2のこと。それ以降のゲームにおいてまともに経験値稼ぎをやったのは……ROとTWとwizくらい?