思い描いた未来と現在という名の未来の差がどう写ったのか、ちょっと知りたかった。

SF作家アーサー・C・クラークが死去 - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/19/news025.html

まずはご冥福を。
氏の名をみて真っ先に思い出したのはHAL9000でした。私が2001年宇宙の旅を読んだのが何時だったかは意図的に忘れますが、当時HAL9000の行動、特に矛盾から異常をきたすその経路がさっぱり理解出来ず、その異常からいわゆる機会の反乱への繋がりにえもいわれぬ恐怖を覚え、途中で読み捨ててしまったのも今となっては思い出の一つです。この辺り今読み返せば多少なりとも理解出来るでしょうし作品そのものを楽しむことも出来るとは思うのですが、ン年前の恐怖が現在のトラウマ対象(だいぶ軽くはなりましたけどね)であることは変わりはなく、読み返すだけの勇気はありません(苦笑
と書いている最中に、氏の「スリランカから世界を眺めて」というエッセイを以前知人から勧められた事を思い出しました。読んでみたいと思いながらもトラウマ対象を想像したヒトの作品と知ってしまい手が出せなかったのです。こっちなら大丈夫かなと先ほどネットショップで在庫を探してみたのですが、現在は絶版のようで手に入らない様子。図書館で見つけてみることにします。